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素晴らしい物語に出会えた、この感動をシェアできればと始めました、感動と学びのおすそ分けブログです。

2-2.どんな時代も生き抜ける!将軍マインド

信には、野望があります。
 
それは、
 
天下最強の大将軍になること。
 
 
戦国時代は
武功をあげればのし上がれる時代。
 
 
信は強いから、戦場でたくさん武功をあげれば、
可能性はゼロではない!
 
と思ったら大間違い。
そう単純には行かないんです。
 
いくら強くても、
武功をあげられそうでも、
信に、武功をあげることはできないんです。
 
 
なぜなら、信は、
 
そもそも戦場で戦う資格が、ないんです。
 
 
戦場に出るには、
戸籍があることが絶対条件。
 
 
信は、奴隷の子。
 
 
家もなければ、
戸籍もない。
 
 
徴兵すら、叶わぬ夢。
 
 
どんなに剣術に長けていようと、
戦場で戦うことは、不可能な夢なのです。 
 
漂と約束したのに、
2人で切磋琢磨して剣術を磨いてきたのに
 
漂は大将軍の夢を叶えるために、
命をかけたのに
 
これまでの人生は、
一体なんだったんだ・・
 
 
物語の序盤早々に、
信と漂の夢は、
実現不可能なことを突きつけられます。
 
 
「そうか・・、わかった・・」
 
 
と静かに答える信。
 
さすがの強靭なメンタルの信も、
絶望の淵に落とされます・・
 
と思いきや。
 
信は、そんな予定調和な
フツウのメンタルの持ち主ではありませんでした・
 
信は、こう言い放ちます。
 
 
「じゃあ、政が玉座を取り戻した暁には
 
 俺は土地をもらって、
 家を建ててもらって、
 財を貰えばいいんだな!
 
 約束だぞ!」
 
政に「わかった」と言わせたのです。
 
人生のどん底となりうる局面を
未来の飛躍の確信に繋げる、
 
どこまでも楽観的で
いつだって、何があったって、
前進しようとする、驚異のエネルギー。
 
一見、ただの自分勝手でわがまま自己中、
ケンカっ早い、ただの無礼な少年なのに、
 
彼の熱く熱く燃え上がる、火のエネルギーは、
 
戦国時代という、
ともすれば暗く、光が見えない時代、
人々の心に、次々と炎を灯していくんです。

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なぜ彼が、人々の心を動かすことができるのか。
 
これについては
今後、考察を深めて行きたいと思っています。
 
とにかく、信は、
どんな絶望的な局面に陥っても
 
「光」を見出す天才である。
 
 
そして、
運命をも超えていくのです。
 
 
これは戦国時代に限らず、
今にも通じること。
 
特に、社会情勢不安定、
未来の光が見えにくい今、
 
必要とされるのは
 
どこまでも明るく、軽く、
カカカ!と笑い飛ばして
周りを巻き込み、前に進み続ける
 
そんな
「大将軍マインド」を持つ人物、なんだと思います!